実務講座講演会 平成19年度報告

本年度は下記の通り、6回実施しました。

聴講対象者:工学部、情報学部の学部生および大学院生
講演時間:13:00~
場所:佐鳴会館会議室
(10月25日のみ)システム棟2F A22教室

10月4日(木)
講師:中村京市氏(40M)
題目:製造業の経営について
 豊田工機(株)(現在(株)ジェイテクト)在任中に工場長として、”製造現場はいかにして利益を生み出すか”の経験をした。その経験を元に経営の視点から、工場の使命、利益向上の課題と方針の立案、実行プログラム、原価低減活動、生産性向上策について言及する。
10月11日(木)
講師:江川 猛氏(43F)
題目:ものづくりとは
ものつくりは無から有を生む力です。感動のものつくり、顧客満足のものつくりは、どのようにして生まれるか、ものつくりのプロセスを通して一緒に考えます。競争力を生み出す企画力、開発力、生産力、営業力、サービス力、知的財産力、コスト力等々を学び、以後の実務講座カリキュラムの関係とポイントを紹介します。
10月18日(木)
講師:石橋伸之氏(35D)
題目:生産管理と全安全
「生産管理」は、工場での最重要事項です。その理由は、「企業経営の根幹」だからです。そして、このことは非常に広範囲な範疇ですから、一般的な全ての「経営管理事項」として適用される「基本事項」だからです。 従来からの生産管理手法の変遷と最近のMOT(技術経営)にいたる経緯を概観します。キーワード・基本事項紹介の「工場の生産管理」及び東芝時代の実務体験事例を「受注生産のプロジェクト管理」・海外案件での経験事例として、イラク・放送センター建設、比国・全国放送網建設などを紹介し、民放・東芝出資企業経営経験と最近の時代的変化から学んだ、情報セキュリティ、内部統制管理、J-SOX法対応、各種ISO(QMS、EMS、ISMS)の動向について幅広く紹介します。「実社会の厳しさと遣り甲斐」は、「5S」(整理、整頓、清潔、清掃、躾)が基本で、政府が掲げる「安心・安全」を拡張して「全安全」と総称し、全てに対応するリスク・安全・企業継続対策が重要課題で、企業も個人も片時も、忘れてはならないことを提言・説明します。浜松の「やらまいか」という、チャレンジ精神・前向きなプラス指向が、「全ての安全」に大切ということの提言です。 (注)「全安全」は小生が昨年の技術士会・研修会で提言した、「全てのことに対応する安全対策が大切」という意味の造語です。政府が、「安心・安全」を表題に、ICT(情報通信技術)で世界有数の国にすると目標を掲げています。全ての企業活動と事業継続のための「セキュウリティ対策」が「内部統制」と「社会的責任・貢献」として企業理念と経営に必然化されています。
10月25日(木)
システム棟2F A22教室
講師:東 孝一氏(46D)
題目:マーケティング
現在の産業界の最重要課題は「グローバル・メガ・コンペティション」です。価格に頼ることなく競争し、競争に勝つためにはマーケティングが重要です。「顧客価値創造」と「顧客満足向上」をキーワードにした、「マーケティング概論」を説明します。
11月1日(木)
講師:原 和彦氏(32JM)
題目:品質工学(タグチメソッド)による開発の効率化
最近、社会的トラブルが多発しているのは、もの造りの源流における開発体制の仕組みに問題があります。この講座では設計段階におけるモグラ叩き的な問題解決型の開発体制から脱却して、技術開発段階でコンピュータシミュレーションを活用して、試作レス・試験レス検査レスを実現して、「品質向上」と「コスト低減」と「開発期間の短縮」を同時に達成する技術開発のマネジメント戦略と具体的な手法について説明します。
12月6日(木)
講師:上田 宏氏(39F)
題目:発明と知財管理
日本の産業の国際競争力強化のための知的財産立国作りが既に始まっています。本講座では立国作りのための知的創造サイクルである発明を含む知的創造活動、発明を特許にする知財権活用を話します。

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