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1 支部総会 | 3 懇親会
日時:平成20年5月17日(土) 16:00〜17:45
場所:グランドホテル浜松 孔雀の間(2階)
鈴木支部長の粋な計らいで夫婦(めおと)講演会になりました。JAXA(宇宙航空研究開発機構)の松浦直人・真弓ご夫妻です。この3月初めて国際宇宙ステーションに日本実験棟『きぼう』の設置がはじまり、講演会は全くタイムリーでした。また真弓奥様は講演会の前日5/16アメリカ宇宙局NASAから3/21の1J/Aミッションの日本フライトディレクター個人として表彰されました。(グループとしても表彰されています)
講演会要旨は次の通りです。
>> 演題 『地球観測最前線』 松浦直人氏
>> 演題 『きぼう 宇宙へ』 松浦真弓氏
>> 松浦夫妻インタビュー
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1 人間の目で見た地球(写真1_01)
36年前、アポロ17が撮った丸い地球を世界ではじめて紹介していました。さすが水の惑星「地球」は青く、昨年打ち上げた「かぐや」のハイビジョンカメラ撮った月面に浮ぶ姿は美しい。(写真1_02)
また月面基地の候補と言われる、シャックルトンクレータの穴ぼこの立体視画像、あるいはアポロ15号の噴射あとも鮮やか撮れていました。(写真1_03)
宇宙ならではの言い方「満地球の出」「入り」は新鮮に聞こえ、月面上の地球が段々浮びあがり、やがて沈む光景はすごく美しくロマンを感じぜずにはいられません。(写真1_04)
また野口飛行士が撮ったオーロラの輝きも実際見た人でないわからないそうです。(写真1_05)(NASAホームページより)
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2 機械の目で見た地球(写真1_06)
【気象】
人間の目で見える範囲はたかだか0.4〜0.7μm(可視光線)と狭い。従って赤外―可視―紫外、電波等の電磁波(センサーと呼ぶ)を使ってその範囲を広げ多くの情報を観測することができます。
たとえば気象観測衛星「ひまわり」(現在5号静止衛星)は地上3.6万km上空から日本の気象観測を行っており水蒸気を透過した画像は鮮明に写し出されています。(赤外、可視(昼間)、水蒸気)(写真1_07)
大気には国境はないので世界全体に広がるので、観測には全世界の協力が必要です。現在世界の5カ国(米2機、欧州2機、露1機、中1機、日1機)が静止衛星を上げ、刻々変わる各国の気象データを組合わせ、「ただ」で世界に提供しています。(雲の世界分布図)(写真1_08.09)
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【地球観測】
地球観測衛星といえば米国の「ランドサット」(現在7号)(写真1_10)ということになります。「ランドサット」は機械の目を4つ(窓)持っており、(写真1_11)広範囲の波長をこの窓から測定し、これを組合わせてカラーや立体画像を提供しています(緑色を使って生植物の生態を見る)。
日本は陸地観測衛星「だいち」があります。(写真1_12)「だいち」には3つの目(電波1、光学1(2.5m識別可能)、光学1(カラー10m識別可能)の3つのレンズを持つカメラ)を持つカメラを搭載しており、電波カメラは透過がよく昼夜、雨天関係なく撮影でき2.5m位の物の識別ができます。また、だいちは10mのカラーの目と2.5mの白黒の目を組合わせ3次元画像にすることができます。
| 観測例1: | 夜景 電波で撮影するので雨でも10mの識別できる。(写真1_13) |
| 観測例2: | サハラ砂漠にぶつかった隕石のクレータの様子を見ることができる。(写真1_14) |
| 観測例3: | アラル海の縮小した湖と塩害の様子(写真1_15) |
| 観測例4: | エベレストの氷河湖の拡大の様子。(写真1_16) |
| 観測例5: | アマゾンの不法伐採の様子を撮る(だいちの電波カメラで雲を透過して伐採域を撮影)(写真1_17)(米国LANDSAT画像による)
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3 未来の地球(写真1_18)
地球の夜景写真によって豊かな国、そうでない国の区別がわかります(写真1_19)(NOAAホームページより)。
また、漁船、ガス田、森林火災などの人間活動の様子がうかがえます。
地球温暖化のモデルIPCCのレポートの中で10年後の温度上昇、特に極域に大きな変化のたらします。その中で平均気温「3℃」の上昇が環境に大きな影響を及ぼす目安になります。沿岸域の消失、食料収穫の減少、干ばつ等を上げています。(写真1_20.21)
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1 国際宇宙ステーション(ISS)(写真2_01)(但し、最新の計画に基づく最終コンフィギュレーションではない)
大きさは110m×80mで丁度サッカーグランド位です(写真)。現在参加15カ国です。(写真2_02)
今、モジュールは赤=ロシア、黄=アメリカ、青=カナダ、緑=欧州共同体、ピンク=日本で構成されています。(写真2_03)(但し、最新の計画に基づく最終コンフィギュレーションではない)
運営は夫々の国で行うので日本実験棟「きぼう」は茨城県のつくば宇宙センター(JAXA)の管制室が行っています。
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2 「きぼう」について
実験室は最大4人の飛行士の滞在可能で、3回の打ち上げで実験室を完成させます。(写真2_04)(但し、最新の計画に基づく最終コンフィギュレーションではない)
土井隆夫さんは1回目で船内保管室をISSの設置を担当しました。6月、2回目の星出さんはロボットアームと室内実験室、来年1月3回目の若田さんはバルコニーのような船外実験室担当です。
船内保管室にある実験装置。(写真2_05)
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3 際宇宙ステーションの歴史(写真2_06)
1984年レーガン大統領がISSを造ることを提案。日本は1985に参加。ロシアが1993年。最初のモジュールは1998年。(写真2_07)
2000年に若田飛行士がこのプロジェクトに参加。2005年野口飛行士(STS114フライトの人文字)。
以来現在に至っています。2010年にISSは完成する予定です。
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4 船内保管室取り付けの様子他(写真2_08)
1J/Aミッション時の船長ドン・ゴーリー以下クルー(写真2_09)
「きぼう」組立ミッションの流れ(写真2_10)
土井宇宙飛行士のISS内での様子(写真2_11)
エンデバーに格納された船内保管室(写真2_12)
指令を行う「つくば宇宙センター」の運用管制室(真弓さんが写っています)(写真2_13)
ISSから分離するエンデバーと基地着陸(写真2_14)
3月27日帰還
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参加者の質問応答はテクノピア54号に掲載予定です。
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